2024年8月1日、グラーティア司法書士法人は、ときいろ司法書士法人と社名を新たにリニューアルオープンしました

終活サポート

目次

ときいろ司法書士法人の終活サポート

ときいろ司法書士法人では、みなさまの終活をお手伝いしています。毎年、約300件の相続のご相談を受けている司法書士だからこそ、地に足つけた現実的で間違いのない終活をご提案することができます。

終活とは、「人生の終わりのための活動」で、人間が自らの死を意識して、人生の最期を迎えるための様々な準備や、そこに向けた人生の総括を意味する言葉であると説明されます。

自分の身の回りの整理をして、ご家族へ伝えておく必要のあることをノートなどにまとめるほか、医療の希望、終の住まい、葬儀やお墓、相続財産の分け方などについても考えます。

終活は、認知症や脳梗塞などにより判断能力が低下した後では、できなくなります。元気なうちに早めに準備して、老いの不安を解消し、豊かに暮らしていただくことが大切です。

まず、やるべきこと

終活をはじめるにあたり、真っ先にやるべきことは、身の回りの情報の整理です。

家族に向けた考えの整理

自分が亡くなったときに、誰が相続人となるか把握されていますか。お子さんがいる家庭では、迷うことはないでしょう。お子さんのいない家庭では、相続人は兄弟姉妹や甥姪にまで拡がっていきます。正確に把握しておきましょう。

また、老後の生活をどのように過ごしていくか、この覚悟はいかがでしょうか。自力で生きるのか、家族の支えが必要なのか、この場合に誰を頼るつもりなのか、考えておくだけでなく、頼みたい相手がいるならば、相手にこのことを伝えておかなければなりません。

終活は、家族との会話からです。

財産一覧表の作成

保有している財産を一覧表にまとめて、棚卸しをします。

預貯金、定期預金、株式、投資信託、不動産、生命保険、自動車、クレジットカード、ゴルフ会員権、リゾート会員権、貸付金、借入金など、すべてを正確に把握されている方は、あまりいません。

自分にわからないことは、家族にとってもわかるはずがありません。病気や事故で動けなくなって、誰かに介護を頼まなければならないようになる前に、財産の整理をしておきたいものです。

身の回りの整理

身の回りの整理を進めましょう。これは、家族のためにすることです。

特に、死亡後の遺品の整理が問題となります。

家財道具、衣服や装飾品など、遺品が多いと、家のかたづけが大きな負担となります。すべてを家族でかたづけることはできません。この場合、遺品整理業者を利用することになりますが、ワンルームのアパートでも20万円、一戸建ての住宅から荷物を出すには、50~100万円の費用がかかります。

体が元気に動くうちに、いらないものは捨てて、ご自分に必要最小限の持ち物や家財道具だけに整理しておきましょう。また、ふだん使っていない銀行口座やクレジットカードは、解約してください。亡くなった後に解約することは手間がかかります。

ネットバンキングや各種インターネットのサービスを利用されている方は、パソコンやインターネット上の登録情報(IDやパスワード)などのデジタル遺品についても、前もってノートなどにまとめておきます。

人間関係の整理

生涯現役もいいけれど、準備をしっかりしたうえで臨んでください。

亡くなった後に、誰に連絡をとるのか、家族にはわかりません。メモにまとめて家族が困らないようにしておきます。また、かかりつけの病院や、希望する介護施設、既に契約している葬儀社や寺などがあれば、わかるようにしておきましょう。

会社や団体で活動している場合には、後継ぎや引退を計画的に進め、健康なうちに準備を済ませてください。また、早めに重要な役は降りて、身軽になっておく必要があります。突然の病気や死亡で身を引くことになると、周りの人たちが困ってしまいます。

最期を迎える意思の決定

ライフプランを作成します。

元気なうちのことだけではなく、身体が自由に動かなくなり、判断能力が低下してしまってからも、どのように生きていきたいのかをご家族に伝えておくことも重要です。

介護や病気治療に関して考えがあるならば、伝えておくべきです。なんでもよいというのが、実はもっとも困るものです。また、家族の中での介護の方針の違いや、介護の押し付け合いがきっかけで、親族間の仲違いが起こり、将来の相続でもめる原因となります。

葬儀のこと

葬儀を執り行うには、相当の負担と費用がかかります。最近では、家族葬など近親者のみで行うことも増えてきておりますが、手伝ってくれる来客が少ない分、すべてのことを少人数で実施しなければなりません。

葬儀について考えがあるならば、これも家族に伝えてください。

どこで、どのような内容でするのかということを、生前に決定し、葬儀の申し込みを済ませておくこともできます。葬儀費用を先に支払っておけば、費用の分担に関連して家族の争いごとが避けられます。

お墓、仏壇のこと

ご自分の遺骨をどのように埋葬してほしいという希望については、元気なうちにご家族へ伝えておきましょう。

最近は、墓の管理が負担であることを理由に、昔ながらのお墓を敬遠し、合葬墓や永代供養墓、散骨や樹木葬などが好まれます。生前に見学し、ご自身で決めてくることもよいでしょう。

また、墓じまい仏壇じまいについても、積極的に検討される方が増えてきております。

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